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2018年1月23日

【新潟FC協議会】映画「Blue Wind Blows」ベルリン国際映画祭 正式招待上映決定!

富名哲也長編初監督作品となる映画『Blue Wind Blows』(ブルー・ウィンド・ブロウズ)が、ドイツ・ベルリンにて2月15日から開催される世界三大映画祭の一つとして知られる、”第68回ベルリン国際映画祭”のジェネレーション・コンペティション部門に正式招待されることが発表された。ベルリンでワールドプレミア上映が決まった本作は、児童・青少年向けの映画を対象とした同部門でクリスタル・ベア賞などを競う。カンヌ、ベネチア、ベルリンの三大映画祭でこのような部門があるのはベルリン国際映画祭だけ。
 本作は、行方不明になった父親はバケモノにさらわれてしまったと思っている少年とその家族の現代の物語。
 撮影は、2017年3月から4月の約3週間、新潟県佐渡島で全篇行われた。ロケ地を探す監督とプロデューサー夫妻が初めて佐渡島を訪れたのは、2016年の6月のこと。佐渡島に降り立ち、二人で路線バスに乗り島内を回った。オリジナル脚本の作品そのままとも言える神秘的な島にインスピレーションを受け、全篇佐渡島での撮影を決めた。
メイン舞台となったのは、佐渡島の南の海岸沿いに位置する深浦という小さな集落。この場所を選んだ理由は、この港にかかる巨大な橋、長者ケ橋とそこから見える集落がまるでジオラマを見るように肩を寄せ合い家屋が並ぶシュールな光景に、一目で惹きつけられたからだ。すぐに集落の顔役、菊地繁治さんの元を訪れ相談をした。
 主人公の少年とその妹役は、島内のオーディションで決定。主人公アオ役を演じたのは当時小学6年生の田中日月くん。映画初出演でありながら世界三大映画祭デビューを果たすこととなる。映画祭オープニングのレッドカーペットには、大人の主役でもある少年の母ミドリ役には7年ぶりの映画出演となる、文筆業/音楽業で活躍する内田也哉子がロンドンから参加。彼女の職業は義肢装具士という難しい役柄のため、新潟市の田村義肢製作所の田村真明が、劇中に登場する義肢を創った愛和義肢製作所の林伸太郎と共に撮影現場を訪れ演技指導の協力をしてくれた。当日は、監督の富名哲也とプロデューサーの畠中美奈と内田の3人で歩く。
また翌日開催される部門のオープニングではその3人に加え、主人公の田中日月(12)くんと妹キイ役の田中椿(10)ちゃんという、実の兄妹2人が佐渡島から参加を検討している。
映画はその他キャストに、萩原聖人、森山開次、内田裕也などが出演。
主なロケ地として、佐渡市深浦(集落及び長者ヶ橋)、宿根木(海岸近辺及び柴田収蔵生家の松平)、沢崎、鷲崎(旧内海府小学校)、内海府トンネル、高瀬の七浦海岸(夫婦岩及び塩工房 佐渡風塩釜)、二見、泉(泉公民館にて、“廣栄座”による、のろま人形公演)、相川(大間港近辺、団地、旧相川拘置支所)、両津港及び佐渡汽船(ときわ丸)、佐渡市立両津図書館、国仲平野河川敷、岩谷口、大野亀、二つ亀がある。他にも作品には、新潟交通佐渡の幕車のバスや、銀バス、たらい舟も登場する。また、劇中には、様々な佐渡色が溢れるものが散りばめられ、家族の食事シーンの料理も佐和田海岸にある旅館浦島が監修。スタッフも、新潟県在住やゆかりのある人が多く携わっている。
 本作はこのベルリン国際映画祭を皮切りに世界中の国際映画祭を回ることが期待される。
日本での公開は本映画祭の決定を受け検討を始めたばかり。秋以降の公開を目指す。

*ベルリン国際映画祭ホームページTOP
https://www.berlinale.de/en/HomePage.html
*同内ジェレネーション部門上映作品発表ページ
https://www.berlinale.de/en/presse/pressemitteilungen/generation/generation-presse-detail_40980.html