2007年度FCアンケート集計結果発表

 毎年4月に加盟FCに活動に関するアンケートをお送りしています。今回は72FCが回答し、集計したものの中で公開にふさわしいものを発表いたします。すでに回答したFCには、全データをお送りしていますが、全体像が分るようにまとめています。他のFCの状況を比較してご覧になり、今後の活動に役立てていただければ幸いです。
 (文責 専務理事 前澤哲爾)

1 07年度予算
 3000万円以上の予算を組んでいるのは、さっぽろ、いばらき、神戸、北九州の4FC、1000万円以上は、東京、湘南藤沢、相模原、大阪、姫路、沖縄の6FCである。100万円〜500万円の予算のFCで約半数となる。
 平均的なFC予算は、200万円〜300万円で、FC事業は他事業に比べて少ない予算で運営されている。そして、半数以上のFCが、前年度より予算減である。
 設立後、運営経費が削減されるケースも多い。


2 スタッフ
 専任を置いているFCが全体でも34FC。多くのFCは兼任職員が担当している。
 2名体制のところが多い。さらに、他のスタッフを含め、72FCで約230人がFC業務に携わっている。全国で13FCに映像制作の経験者が雇用されている。


3 支援実績
 映画を支援したFCは61、内20本以上のFCは、東京71、横浜67、いばらき63、埼玉33、大阪31、さっぽろ26、滋賀26、山梨23、沖縄22である。
 30本以上テレビドラマを支援したFCは、横浜86、いばらき47、千葉46、滋賀35である。
 全体としては、ドラマ以外のテレビ番組が40%と大きく、映画・ドラマ・CMの合計とほぼ同数である。


4 問合わせ数と撮影件数
 一番多い東京は年間3500件を越えるが、実際の支援は154件。支援件数が最も多かったのは、302件のいばらきだった。
 延べ宿泊数が多いのはさっぽろ8千泊、沖縄・新潟・神戸が約6千泊である。
 経済効果として大きな数字をあげたFCは、いばらき3.3億円、さっぽろ3.2億円、北九州・信州上田・神戸が約1億円である。


5 似せて撮れる場所
 FC活動の面白さの一つは、「〜のように見えるもの」を提供できること。
 あると答えたFCが69%。バラエティに富んだ回答だが、5FCが「あらゆる要望に対応」と言いきる。


6 撮影許可・協力状況
 約半数のFCが制作者に代わり許可申請代行をしている。その内、16FCが警察に行なっている。半数以上のFCが警察との良好な関係を築き、冷たいというFCは1ヶ所だった。さて、どこでしょう?(東京ではありません)
 道路使用申請してから許可がでるまでの時間は、全国で依然としてバラバラ。最短は松本の10分、最長は埼玉の10日。
 消防署は、ほとんどが協力的と言える。


7 エキストラ
 日本のFCの特質はエキストラ手配への熱心さである。制作者にとっては、大きな経費削減となる。
 55FC(76%)が登録制度を持っている。1000名以上の登録者数のFCは、大阪4200、埼玉3000、滋賀2400、北九州と福岡2000、西さがみ1700、せんだい・宮城1470である。


8 海外からの誘致
 積極的が17FC(24%)、普通21FCを合わせて半分、一方で半分が「まだまだ」と回答。
 呼びたい地域はアジアが圧倒的。


9 FCの変化と課題
 2つの結果を文章にすると、他機関との連携が進み、撮影が増加しているが、予算や人材が不足している悩みを抱えている。


10 問合わせ数と撮影件数
 56FC(78%)がロケ写真のデータベースを持つ。収納点数が多いFCは、北九州3500、埼玉3240である。
 事務所でのストック数では、3FCが1万点以上。

 

 
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